「発達障害」に対する知識があればよかった

「発達障害」という言葉を聞いたのはほんの数年前です。

私の母方の従兄弟には自閉症の男の子がいます。

私とは6歳離れています。

 

小さい頃はその子がとても苦手でした。

いつもニヤニヤしているし、会話の受け答えができず、訳の分からないことを言ったり、

自分も子供だったしどう接していいのか分からず本当に困りました。

 

両親たちからも特にその子に障害があるということは聞かされていませんでした。

ただ何となくこの子は普通じゃないとは感じていました。

 

従兄弟だし、嫌うのはかわいそうだし、でもどうやって仲良くしていけばいいのか。

今思えば素直に親に尋ねればよかったんですが、なんて聞けばいいのか分からず、

ただただその子が苦手になっていきました。

 

それからしばらくして従兄弟が障害者専門の学校に入学し、

中学生になったころには別人のようにコミュニケーションがとれるようになっていました。

 

そして大人になって初めて母とその従兄弟について話す機会がありました。

従兄弟が自閉症であるということ。

その自閉症で叔母がかなり悩み、苦しんでいたこと。

 

当時は「発達障害」という言葉もなく、

「自閉症」という症状もどういうものか母達もわからなかったのだと思います。

それぐらい昔は情報が少なく、障害に対する認識も少なかったと思います。

 

でももっと早く従兄弟が「自閉症」で、

「自閉症」とういものはこういう症状があるということを知っていれば

従兄弟に対する接し方が変わっていたかもしれません。

 

今思い返せばしつこく従兄弟に私の生年月日を尋ねられたことがありました。

それは私だけではなく家族中みんなそうでした。

そして家族中の生年月日を聞いた彼は絶対にそれを忘れず、ずっと覚えています。

そんな素晴らしい特性もあるのに、もっとそれをほめてあげれば、仲良くできたかもしれないのに。

仕方がないとはいえ、知識があればいろんなことが変わっていたのになと思います。

 

そして今考えればクラスの中にも「発達障害」のクラスメイトがいました。

私は障害といえば「自閉症」という言葉しか当時は知らなかったけど

クラスの中にいたいつも口数が少なくおとなしかった女の子。

従兄弟の自閉症のような症状とは違うけど、誰かに話を振られても戸惑い、焦ってうまく話せませんでした。

多分その子は今でいう「発達障害」の中の症状に当てはまるような気がします。

 

先生からも保護者からもその子について何も聞かされていないまま、

何となくの雰囲気でみんな口に出さなかったけど

「あの子は普通じゃない」とクラス中が思っていたと思います。

でももし彼女の症状を知っていれば仲良くなるチャンスはあっただろうし、

教室で苦しい思いをしなくてもよかったかもしれません。

 

まだまだ「発達障害」に対する知識は少ないけれど、

今はテレビでも特集を組んだり、ブログでも「発達障害」のことを書いたりして

目や耳で聞くチャンスがあります。

もっとたくさんの人に知ってもらい、私のように後悔する人が少なくなればいいなと思います。


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