衣替えが苦手な自閉症児

現在8歳の自閉症の息子は、診断が出た2歳児の頃新しい服を着ることができませんでした。

自閉症児の中ではよく見られる、感覚過敏による苦手な肌触り、

痛いと感じてしまうといったことからきているのかと思っていましたが、

息子の場合一度着てしまえば平気だったので感覚過敏ではないのでは?と考えるようになりました。

 

慣れてしまえば大丈夫なのに初めての服は着れない・・・。

色々と考え息子は新しい服、初めて見る物が怖いのではないかと思いました。

私たちは初めての服を見ても、それはただ柄や形が違うだけの物、怖いと思うことはありません。

でも息子には、見たこともない得体のしれないものとしてうつっていたのかもしれません。

 

自閉症児の育児は手探りです。

自閉症の本があってもその症状や特性は一人一人違います。

なので「こうかもしれない」と思うことは試していくしかありません。

 

私はまず新しく買ってきた服や靴を息子の目に留まるように部屋中にぶら下げました。

部屋の雰囲気が変わってパニックになるようであればすぐに元に戻すつもりでいましたが、

その心配は無く息子もその環境を受け入れてくれました。

 

見る事に慣れてきたら次は触らせます。

始めに私が頭にかぶったり、腕を通したりして見せ、

遊びながら少しずつ息子にも触らせたり被らせたりします。

それを繰り返して抵抗がなくなってきてようやく一枚の服が着れました。

 

一枚着せるのにどうしてこんなに苦労しなければいけないんだろう・・・と落ち込むこともありましたが、

慣れてしまえば当然の流れとして私にも染みついていたので、

以前の様な新しい服を買う恐怖、憂鬱さは無くなりました。

それをすれば泣き叫ぶ息子を押さえつけながら服が着れるのですから楽なものです。

ただ何も知らないお友達が遊びに来た時は不自然に部屋中にかかっている状況に驚いてはいましたが。

 

服は一年ほどこれを繰り返して初めての服もすんなり着てくれるようになりましたが、靴だけはずっとだめでした。

お店での試し履きも出来なかったので同じ色、同じデザインのサイズ違いを買うしかありませんでした。

それでも少し色が違う、少し形が違うものも同時に買って常に違う靴でも履ける練習をしていました。

服が着れる様になって一年ほどかかりましたが、靴もいつの間にか履けるようなっていました。

 

自分の常識や周りの状況に流されることなく、

その子にあった支援をしてあげることが一番大切で一番効果があるのだと思います。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




広汎性発達障害 関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL