自閉症スペクトラムから見える世界

まず初めに、発達障害は「障がい」でも「異常」でもありません、

それだけは心に留めておいてほしいです。

 

自閉症スペクトラムを含め発達障害といわれている人たちは、

単純にいわゆる「普通の人たち」と物のとらえ方、考え方が違うだけなのです。

 

私たちはまず物心ついたころ、他人との違いを何となく感じるようになります。

全く同じ人などありえないので、これは発達障害の人でなくても当然のことです。

そこから「普通の人たち」は周りに合わせたり、

ある意味「折り合い」をつけることで社会に順応していきます。

 

では自閉症スペクトラムの人たちはどうなるか。

この人たちは自分の人生の中で培ってきた信念を曲げることが難しく、

したがって時に空気を読めず自分の意見を主張したり、

あるいは多くの人に心ない注意を受け過剰に空気を読もうとします。

 

また、自閉症スペクトラムの人たちは自分の興味があることに集中します。

文字通り集中します。

それこそ周りが見えないくらいに。

時間が分からなくなるくらいに。

「普通の人たち」では想像つかないくらいに集中します。

 

また、実際に自閉症スペクトラムの人と会話して

「会話がかみ合わない」と感じた人もいるでしょう。

 

「普通の人たち」は会話する際に相手の表情や声色、抑揚を考慮して

総合的に解釈することができます。

しかし、自閉症スペクトラムの人たちは「会話をする」というと

大抵相手の言語の部分だけ聞いてそれだけで判断します。

 

これは人の話を聞いていないわけではありません

(ただし、自閉症スペクトラムの人たちは会話が苦手なので

自分が話すことに集中して相手の話をあまり聞かないことはあります)。

 

自閉症スペクトラムの人たちは言語の部分を集中して聞いているので

それ以外の部分を感じ取れなくなっているのです。

これは「普通の人たち」であれば簡単にできることだと思いますが、

自閉症スペクトラムの人たちにとっては気に掛けるパーツが増え、

非常に負担が大きいものになるのです。

 

また、会話というのは自閉症スペクトラムの人たちにとって未来の予測ができず、

対処が非常に難しいものです。

ただし、長年付き合いのある人についてはきっと普通の人より

表情、声色、言語により相手の心理状況を恐ろしいほど詳しく分析している人もいると思います。

 

人によっては「〇〇さんはこんな発言をした、その発言をした理由はこうだと思う。

背景にはこのような問題を抱えているのではないか」

と恐ろしいくらい分析をしている人もいることでしょう。

つまり、自閉症スペクトラムの人たちは恐ろしいほど一点に集中し、

そして普通の人の何倍も強い「こだわり」があります。

 

逆に考えると自閉症スペクトラムの人たちは普通の人たちに対して

「なんでそんなに簡単に自分のこだわりを捨てているのだろう」

「なんでいやな言葉を投げかけられたのに笑っているのだろう」

「なんでそんなにたくさんのことをいっぺんににやろうとしているのだろう」

と考えているわけです。

心当たりはありませんか?


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




広汎性発達障害 関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL