私の息子が発達障害です。
小学校の頃は勉強も成績優秀で、学級委員長までつとめたことがあるほどでした。
スポーツも小学校の3年生から町のソフトボールに参加して勉強に運動に頑張っておりました。
中学に入り、さらにスポーツではソフトテニス部に入り活躍していました。
ただなんとなく友達などと会話を聞いていると、
会話を楽しんでいると言うよりは緊張しているのかなという風に見えました。
それでも生徒会などに入り活躍していましたから、
さほど気にはならなくスクスクと育っているなという目で見ていました。
それから高校に入り、社会人となりました。
仕事で人とのコミュニケーションをとるのがつらくて寡黙になっているということを打ち明けられ、
さらに会議などで人が何を言っているかの意味が理解できないと言うことを聞きました。
本当に、本人は悩んでいるようです。
緊張しているからかななどとも考えましたが、それも当然あったかもしれないけれど、
何かこの子には特別な障害があるのではないかと思い始めたのです。
コミュニケーションがとれないのは社会人として致命的です。
職場内でも孤立していたらしく、窓際族的な存在になっていたようです。
そして息子は仕事を辞めてしまいました。
鬱傾向になり家に閉じこもるようになりました。
彼に聞くととても気持ちが沈んでいてなにもしたくないというので、
精神科の方で鬱病と判断され安定剤も処方されたようです。
彼に真剣に向き合って話をしてみました。
彼は重い口を父親の私に話してくれました。
先ずコミュニケーションが取れなくて辛いと言うこと、
人と会話していても何を話しているのかわからないとのこと、
さらに単純な作業はできるけれど同時に2つ以上のことをやると
頭がパニック状態になって何もできないというのです。
私もショックでした。
これは息子の性格かなとも思いました。
私の育て方が悪かったのかなとも思いました。
そんなときにふとテレビを見ていると大人の発達障害についての番組があっていました。
見ていると息子とダブっているところが沢山ありました。
息子を説得して精神科のクリニックを、受診、色々な問診ら受信を受けました。
ついた病名は発達障害でした。
ショックでした。
息子が小さなときから普通の人たちと生活してきて、実は発達障害だったなんて、
今息子は30歳になりますが、精神科のクリニックから自助グループを勧められて
そこで、同じ仲間と共有して何とか発達障害の克服に努力しているようです。