自閉症児童の付き添い

以前、訪問介護の仕事で8歳の自閉症児童の散歩の付き添いをしていました。

その子は自分の思い通りにならないとパニックを起こすタイプで、

パニックを起こした時は対応がかなり難しかったです。

 

電車が好きで好奇心がとても旺盛な可愛い児童でした。

しかし好奇心が旺盛過ぎた為か、いきなり駅のホームと走ってくる電車の間に入り込もうとする行動がありました。

私は全力で追っかけて羽交い締めにして阻止しました。

急に突飛な行動を取る事が多かったです。

事前予測できる行動なら予め対応がし易いのですが、

予測不可能な行動が多かったので目を離す隙がないと行った状態でした。

 

一般的にクレーン行動と呼ばれる行動も多かったです。

発話状態は擬音がやっとの状態で、言語でのコミュニケーションは難しかったですが、

クレーン現象が多かった為、保護者の方や支援者が「そういう時はやってと言うんだよ」と何回も話していました。

その結果、クレーン現象をする際はいつも「やって」と発話していました。

 

興味がある物への執着がとても強かった為、出来るだけ他人に迷惑がかからない場所の場合は、

満足がいくまで興味がある物を触ってもらって、

満足がいったら、その場を離れるという行動を支援者としてとっていました。

他人の迷惑がかかる場所、例えば美容室や駅の改札口等で、興味がある物があった場合は、

抱擁して力づくでその場を離れさせるという手段をとっていました。

 

その際は、大きな声で泣いたり、暴れたり、噛んできたり等ありました。

そういった癇癪を起こした際は怒っても意味がないので、そういう事が起こらないように保護者や事業所で、

事前にそういう行動が起きないような散歩の道を考えるポイントにしていました。

しかし、年齢も8歳という事で発育の段階でも好奇心が強い時期だったので、

常に保護者と事業所で模索していました。

また常に見守りを必要とする状態でした。

 

薬物療法で突飛な行動を抑える薬も飲んでいましたが、薬物療法だけでは難しい状態でした。

食事も以前は壁と向き合った状態でない、とパニックが起きて摂れなかったのですが、

保護者と支援者が寄り添って食事を一緒に摂る事を何回も繰り返し行っていたので、

人の顔を見て食事が取れるまでになりました。

 

支援を入れずに保護者だけで見守る日もあったのですが、

そういった日に児童が、自分の家の屋根に登って降りれなくなりレスキュー隊を呼ぶ出来事がありました。

また、保護者の家族の祖母の方が見守りをしている時に、庭の水道の水を出しながらホースで水遊びをして、

祖母の方が水遊びを何回とめても繰り返し、長時間に渡る水遊びが月に何回か重なり、

月の水道代が11万円になった事もありました。

保護者の方の負担は相当大きかったと思います。

 

今現在は児童は専門の施設に入り、そこで生活しています。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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