自尊心を大切に

私は、発達障害のお子さんに関わる仕事をしています。

3歳位のお子さんから高校生のお子さんまで幅広く接しております。

 

幼稚園や保育園に入る頃から、他のお子さんと比べてしまい、

「自分の子は発達が遅く、周りの子どもたちができることもできていない」

など目に見て実感することもあるかと思います。

さらに、小学校へ入学すると、「お勉強についていけない」や「集団で出された指示に従うことができない」など、

悩みも様々だと思います。

 

発達障害を「治るもの」と思っている方も多いかと思いますが、

発達障害は「治る・治らない」の指標ではありません。

いかに、そのお子さんの持っている力を最大限に引き出して苦手なところをカバーすることで、

お子さんがより充実した生活を送れるようにするかが一番大切だと思います。

 

小学生のお子さんをお持ちの親御さんが

「通常の勉強についていけるようにしたい」と希望をおっしゃる方もおられますが、

お子さん本人にとってはとてもしんどいことだと思います。

なぜかというと、お子さんが怠けているわけではないからです。

一生懸命に頑張っていても、他のお子さんと同じペースでできないこともあります。

 

また「勉強量を増やせばできるようになる」と思っておられる方もいらっしゃいますが、

これはお子さんにとっては苦痛でしかなく、

「自分は頑張ってもできない」のように自尊心も低下してしまう可能性があります。

この自尊心が低下してしまうと「自分は何をやってもできないから無駄」のように考えてしまい、

何にも挑戦したり、取り組むことをしたがらなくなってしまうかもしれません。

このように自尊心を低下させることなく、お子さんのレベルに合わせてできることを増やしていくことが

自尊心の向上にも繋がり、今後生きていく上で大切になってくるのではないかと思います。

 

日ごろから、周りの子どもたちと比べてしまうと、できないところが多く目についてしまうこともあるかもしれません。

けれども、いくらできないところに目を向けても不満が溜まる一方で、子どもたちにとってもプラスにはなりません。

できないところも認めながら、できるところを探して褒めてあげることも大切になってくると思います。

この褒められる経験によって、自尊心も向上し「もっと頑張ってみよう」という意欲に繋がっていきます。

 

誰でも褒められることは、嬉しいことだと思います。

けれども、すべて褒める必要はありません。

叱らないといけないこともあると思います。

褒めると叱るのメリハリをつけて、上手に使い分けることが大切だと思います。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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