発達障害の子どものサポート

幼稚園教諭をしていたころ、クラスに2名の発達障害の生徒がいました。

私はその子どもたちの専任のサポート要員でした。

今まではクラスの担任をしてきたので、個人的なサポートはまた難しさがありました。

3歳児から4歳児に進級するまで、サポートしたのですが子どもたちはみるみるうちに成長していきました。

年少の頃は、絵本を担任の先生が読んでくれるときほかの子はきちんと輪になり静かに座っていますが、

その生徒は自分の読みたい本を気が済むまで読んでいました。

最初は私も「みんなと一緒に絵本みようね」と声をかけましたが、

あまり意味がないと感じ「このページを読んだら、先生の絵本読もうね」

と掛け声を具体的にすると3回に1回ぐらいの割合で反応してくれるようになりました。

 

お外遊びからなかなか部屋に戻ることが出来ず、今すごく楽しいのになんで?

という感じで「お母さんがお迎え来るから、お部屋に帰ろう」と何度声をかけてもすべり台の上に行ってしまったり、

遊具の中に隠れたりしていて、私とかくれんぼでもして楽しんでいる様子でした。

「先生先にお部屋に帰るね」と一声かけて、先に帰ることもありました。

 

効果的だったのは、遊びに行く前に

「みんなと一緒に帰ってきてね」

「時計の針が、下にきたら遊ぶ時間は終わりだよ」

と事前に声をかけることが有効的でした。

何度か繰り返すうちに、自然とみんなと一緒に帰ってくるようになりました。

 

一番苦手なのは、相手の感情を読み取ることでした。

教室にそれぞれの感情の絵と文字が書いてあるポスターを指さし

「泣いてる」「痛い」「笑ってる」「うれしい」と声には出していましたが、

いざ友達が怒って「やめて」と言ってもその子は感じることが出来ず笑っていることもありました。

私がわかりやすく「先生怒ってる」と言葉で伝えても、うふふと微笑んでいました。

にらめっこでもしているような感じでした。

 

年少の頃はあまり友達と深い関係を築くことが難しく、

少し敬遠されていましたが年齢があがるにつれ周りがその生徒を理解し受け入れるようになりました。

子どもの順応性には驚くばかりでした。

おもちゃの取り合いになったり、急にヒステリックになってしまうこともありましたが

様々な経験を通して相手の気持ちも少しずつ分かってきているようでした。

徐々に私のサポートも必要なくなってきました。

見守り理解する人の存在が、発達障害の子どもを安心させ

集団に溶け込めるようになっていくことを実感した経験となりました。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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