発達障害の人が幸せに暮らすために

発達障害は大人になって発症するものではなく、生まれつきの障害です。

知的に障害がない人でも発達障害と診断されることも多くあります。

 

一口に「発達障害」というと、障害という言葉だけで知的に遅れがあったり、

一般的な生活が出来ないのではないか?と不安に思う方も多いと思います。

 

しかし、私は発達障害でも普通に社会へ出て就職をして、

結婚をして幸せな人生を歩むことも可能だと思っています。

 

今回は発達障害を持つ人がどのように感じ、

どうすれば幸せな人生を歩めるかについて、

微力ながらアドバイスをしたいと思います。

 

まず、発達障害と診断されるまで、当の本人は、

当たり前ですが「普通の健常者」だと思って生活をしています。

人間誰しも「他の人と違う」と感じることはいくつかあると思い、

自分なりに努力をしてそれを補うことが出来ます。

 

しかし発達障害の人はコミュニケーションであったり、

学習面、日常生活で「努力をしてもカバーできない違い」を感じ、悩み、

結果的にうつ病などの二次障害を発症してしまいます。

 

例えば、学習面の障害はなく、東大を卒業したとします。

ここにコミュニケーションの障害がある場合は

「空気が読めない」

「質問の意図が分からない」

などで就職が出来ないなど、大きな壁にぶち当たります。

 

普通に考えたら「東大を出たんだから、どこでも就職できるでしょ?」となるのですが、

企業はコミュニケーションに障害がある人は積極的に採用すること少ないと思います。

 

仮に就職できたとしても

「言われたとおりの作業が出来ない」

「クライアントとコミュニケーションをとることが難しい」

などの理由から徐々に評価が下がり、会社での立場が悪くなっていきます。

せっかく就職できても会社に居づらくなり、結果的に自主退職へと向かっていきます。

 

この例のように、学習面では障害はないけど、

コミュニケーションに障害を持っている人は多いのではないでしょうか?

 

ただ、上記のような障害があるからといって、絶望する必要はありません。

正しい知識を持って、適切に対処すれば、今より上手く社会で生活をすることが出来ます

ここからは私の経験から感じるより良い対処法を伝えられたらと思います。

 

 

①自分の障害を受容する

最初からかなりハードルが高い作業だと思うかもしれませんが、

「自分に何が足りないか」

「どうすれば今までより良くなるか」

ということを自分自身が知る必要があるのです。

他人が出来ることはサポートであり、実践していくのは自分自身なのです。

 

 

②医療機関を探す

これは発達障害の中でも投薬治療が有効とされるADHDなどは、かなり症状が改善されます。

また、ここで知的に障害がある人は別の道を模索する一歩を踏み出すことが出来ます。

 

 

③支援機関を探す

発達障害は治るものではなく、一生付き合っていくものです。

自分の力だけではどうにもできないことを「気合で何とかなる」と思うことが一番遠回りとなります。

今は社会福祉法人だけでなく、

発達障害者向けの就業斡旋・トレーニングを展開している株式会社がかなり増えています。

 

また地域に「障害者就業・生活支援センター」があり、

就職だけでなく、生活面のサポートをしてくれる機関もあります。

ここで自立するために必要なサポートを受けながら、社会で生活するための地盤を作ります。

 

 

④理解者を見つける

②③は公的な機関で自分をサポートしてくれる理解者ですが、

ここでは友人・配偶者・家族などのインフォーマルな存在のことをいいます。

就職するまでの経済的な援助や、悩みを聞いてもらったり、

様々な面で力になってくれる存在がとても大切です。

やはり、一人で悩み、一人で問題を解決することはとても難しいことなのです。

 

「周りに障害を知られたくない」など葛藤はあると思いますが、

ありのままの自分を受け入れてくれる人たちのサポート受けることが何よりも重要になります。

 

 

⑤自分に合った職場を探す

自立した生活をするために必要なことは「自分に合った場所で仕事をする」ことです。

一般企業で普通に就職することが正義のように思うかもしれませんが、

無理に就職することが自らを追い込むことにつながることがとても多いです。

 

だからといって「一般企業に就職するな」ということではなくて、

適切な支援を受けた上で目指していくことが必要になるということです。

 

また、発達障害者に対して理解があり、受け入れ体制が整った企業であれば、

自分の力を存分に発揮できると思います。

 

他にも、障害者向けの企業に就職する「福祉的就労」という道もあります。

これは障害福祉サービスとなりますが、就労継続A型という雇用契約を結んで働く形です。

賃金はその地域の最低賃金以上を受け取ることができます。

(東京都なら時給958円)

賃金だけでは生活が難しい場合は生活保護などの公的扶助を併せることで、

一定水準の生活を営むことができます。

就労継続A型で自信をつけ、一般企業に就職することも可能です。

 

発達障害だからといって、全てが終わってしまうわけではなく、

自分の障害を受け入れ、次に進むための一歩を踏む出すことで、

その先の人生は大きく広がってくると私は信じています。

自分の障害と上手く付き合い、誰も持っていない自分の武器を身に付けることで、

社会で輝くことだってできるのです。

 

最後になりますが、発達障害の人が一人でも多く幸せに暮らせるよう、

少しでも参考になればと思います。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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