発達障害があっても理解していただける場所があれば大丈夫です

私は不登校や発達障害のある生徒を受け入れる通信制高校で教師をしておりました。

それぞれ持っている特性や症状が様々でしたので、対応方法は一人ひとり異なりましたが、

私が関わった生徒での成功例お伝えできればと思います。

 

彼女(Aさん)は高校2年生時に全日制の高校より転校をしてきました。

前の高校ではいじめられ、クラス内で浮いてしまって居づらくなってしまったとの事。

その後新しいクラスで仲良くなれそうな女の子グループを紹介し、何とか友人の輪の中に入れたのですが、

半年経った頃に友人関係のトラブルに巻き込まれ、またいじめの対象となってしまいました。

 

Aさんを相談室へ呼び出して話を聞くと、友人にメールしても返ってこなくなった、

そして次第に無視されるようになったとの事。

またその友人グループの数人を呼び出し話を聞きましたが、

Aさんが一方的に話をしてくるし、メールもしつこいので距離を取るようになった、との事。

 

そこで母親に連絡し、小さい頃の様子や前籍校での様子をヒアリングしたのですが、

小学生の頃に周りとは違う態度を取る娘の様子が気になり、

心療内科へ相談に行ったところ、自閉症スペクトラムと診断されたが、

特に日常生活は問題なく送れていたので、学校にはずっと内緒にしていたとの事でした。

時々かんしゃくを起こす事があり、その時は安定剤を飲んで過ごしているそうです。

 

友人とのトラブルの事を母親に話すと、少し納得されたのか、どうか見守って欲しいとお願いをされました。

こちらの高校ではAさんのような症状を持った方が多く、

アスペルガー症候群という診断名がついているのですが、

やはり友人関係をうまく築くことができずに悩んでいたりします。

 

私もこの症状について勉強をしましたが、一方的に話をしてしまう傾向があり、

他人の言っている事や比喩表現がなかなか理解できない、というところがあり、

そのため人間関係がうまく構築できない、という事につながっているのでは、と感じます。

 

Aさんはその後しばらく仲良くしていた友人グループとは距離を置くこととなったのですが、

寂しさから授業中に倒れたり、過呼吸を起こすようになり、都度職員が対応するような状況に陥りました。

 

症状が落ち着いたのは高校3年の秋です。

それぞれ進路を決める時期となり、Aさんはまだ具体的ではないけども

何かスキルを身に付けられる学校へ進みたいとの事で、自宅近くの短大へ進学することとなりました。

(裏話ですが、私は進路担当をしており、Aさんが進んだ短大の入試広報課の方に事前に連絡をし、

症状等を事前に話しておりました。短大側もそれを承知で受け入れを了解していただきました。)

 

卒業して半年後、Aさんが高校に遊びに来てくれたのですが、

授業が楽しいとの事で今のところ休みなく通っているとの事です。

こちらの短大は先生方も発達障害の知識があり、

何かあれば相談にいつでも乗ってくれる体制が整っています。

 

以上、Aさんの事をメインに実体験を述べましたが、

サポート体制がしっかりしていれば、発達障害があっても十分に適応できます。

しっかりと学校と相談しながら進めていくことが大切だと感じます。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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