発達遅延障害の子どものケア

私は現在保育所で発達障害の子どもの担当をしています。

保育所は障害児用の施設ではないため、現在は健常児に混ざって社会生活を送っています。

そしてそれが保護者の希望なので受け入れている状態です。

 

その子の場合は、まだ4歳なので入園当時の3歳の時には

まだ医師からの特定の診断は降りていませんでした。

ただ、2歳くらいの頃から保護者はその子の反応が他の子と違うことから専門医には相談をしていたようです。

何人もの専門家と関わり合いながら、その子はずっと様子を見てもらっていたようですが、

その様子のレポートを見ても、入園当時3歳だったその子の様子は

2歳のころから全く変わっていませんでした。

 

4歳になる今でもトイレに一人でいくことができず、トイレにいって手を洗うのさえもサポートがいる状態です。

全般的にはおっとりした様子でいますが、突然あばれだしたり、ひっくり返ったり、興奮状態に陥ることもあり、

何が一番大変かというと、その子がまず怪我をしないよう、

また周囲の子がケガをしないように注意するのが一番大変です。

 

現時点での診断は、Global development delayといって、全般的な発達遅延という診断です。

感情、知能、運動機能、社会的なコミュニケーション、理解力、全てもエリアで大きな遅延が観られます。

私が関わっている限りでは、自閉症、ADHD、などの症状も観られるため、

成長するに従って様々な症状が出てくると予想しています。

 

そのような状態でも、最初に入園してきたときから私が感じていることは、

その子は言葉の遅延が大きいため、

健常児にように言葉を使って自分の気持ちを伝えることはできないけれども、

顔の表情は健常児に比べてもっと細かく、自分の意志を伝える力も十分あります。

 

園で子どもが泣いていると、必ずその子は近寄っていってとても心配そうな顔をして見つめています。

時には泣いている子を抱きしめてあげることもあります。

泣き止むまでじっとそばにいて、じっと泣いている子を見ていますが

その表情には「情」がしっかりと現れているのです。

 

ああこの子が言葉をもっと話すことができたならといつも私は思います。

こっちへきて、とか、あそこにあるものを拾って持ってきて、

などという指示の言葉は理解ができ、そのように行動してくれることがほとんどですが、

お絵かきをしたり字をペンで書くという作業は好きではなく、どんなに促してもなかなかやろうとしてくれません。

 

私は現在はその子の行動パターンを細かく記録して、家での様子も保護者からよく聞き、

その子の興味の対象を最大限に伸ばしてあげられるように保育をしています。

来年度からはもっと細かいプログラムを計画してその子がスムーズな社会生活を送るために、

一人でできることを増やしていってあげたいと思います。

 

そして一番大切なことは、学校と家とで同じプログラムを平行して行うことが一番だと思っているので、

保護者の協力も得ながら、これからもサポートをしていくつもりです。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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