大切なのは関係づくり!

息子は重い自閉症スペクトラム障害。

診断を受けた3歳半から現在まで2年半ほど、療育施設に通う一方で家庭療育も続けています。

 

我が家の家庭療育は、すべて母親である私が担当しています。

父親である主人は、やる気がないのではなく、できないのです。

 

主人がセラピーを始めようとすると、息子はわざとキャッキャと笑いながら走り回ります。

無理やり席に着かせると、今度は教材を決して見ないという手で抵抗。

見ないで答えるから正答が出るはずもなく、主人は業を煮やして「もういい!今日の勉強は終わりだ!!」

…こんな失敗を何度繰り返したことでしょう。

 

お気づきの方も多いかと思いますが、主人が怒って終わりにしてしまうことが悪循環の原因の1つ。

息子は、『お父さんのセラピーは答えずにいれば終わる』と、間違った学習をしてしまったのです。

 

もちろん、最初からこんな様子だったわけではありません。

今思えば、主人が息子に出す課題が難しすぎたことが失敗の始まりだったのだと思います。

「これは犬だね」「これは猫だね」と教える課題の時に、

「犬はどれ?」「猫はどれ?」と出題してしまうなど、

少し背伸びをして課題設定してしまう傾向があったのです。

わからなくて黙っていたら、

父親が怒ってセラピーが終わってしまった=黙っていれば父親のセラピーは終わる、

と学んでしまったわけです。

 

また、「これぐらいわかるだろう」「どうしてこんなこともわからないんだ」という高圧的な態度も、

息子が反抗的な態度をとるようになった原因だと思います。

主人と息子のセラピーが実施できなくなるまでに、それほど時間はかかりませんでした。

でも、息子がやんちゃ坊主だからセラピーができないわけではないのです。

私が「お勉強するよ」と声をかけると、息子は今まで遊んでいたおもちゃを片付けて席に着きます。

セラピー中に、ちょいちょい「ビスケットちょうだい」とか「ミニカー取って」などと要求を挟んできますが、

「これが終わったらね」と言えばすぐに引き下がります。

 

これは、私がセラピーをやると言った時は、きちんとやるまで終わりにならないことや、

「終わったら」と約束したビスケットやミニカーは、終われば必ずもらえることを、

経験上充分わかっているからだと思います。

 

主人のように高圧的な態度はとる必要ありません。

でも、顔は笑っていても「やる時はやる」「ダメなものはダメ」と毅然とした態度をとることが大切です。

最初は息子が逃げてしまうこともありましたが、「お勉強したくないんだねー。でもやるんだよー」と、

にこやかに、でも断固とした態度で席に座らせているうちに、だんだんと自分で座るようになっていきました。

 

セラピーの主役は子どもですが、主導権は親が握るのは親。

時間をかけて、この関係をしっかり作っていくことがセラピー成功のカギだと思います。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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