私が発達障害のお子さんと関わっていて一に思うことは、
なるべく早期に何らかの療育や訓練を行うことが大切だと思います。
発達障害が治るということではありませんが、小さい頃から療育や訓練を行っていると、
お子さんたちはぐんぐん成長して行きます。
もちろん個人差はありますが、そのお子さんなりに成長されて行きます。
半年も経てば「こんなに成長したのか!」と驚くようなお子さんも出てきますし、
1年経って「こんなことができるようになったんだ!」と驚くこともあります。
子どもたちの吸収力の凄さを感じさせてもらっています。
早期に療育や訓練を行うことが大切だと言いましたが、お両親が神経質になりすぎることはよくないと思います。
発達障害ではないのに「発達障害に違いない!」と決めつけたり、無理に療育や訓練を強要したり、
子どもたちを不安にさせることはよくないと思います。
子どもたちが成長できる環境とは、子どもたちが安心して取り組むことができる環境であり、
楽しい環境でなければ、成長へ繋がっていかないと思います。
むしろ、無理矢理行ったりすると、心に傷ができてしまうかもしれません。
子どもたちが安心して楽しむことができる環境が良いと思います。
大人でも楽しいことでなければ、やる気になりませんし、続けようとはなかなか思うことができないと思います。
そう考えると、お子さん方も一緒です。
楽しみながら成長に繋げていくことが大切だと思います。
また、ご両親の不安定さなど、お子さん方は敏感に感じ取っていると思います。
確かに、ご両親が不安になる気持ちはとてもよくわかります。
そう思っておられる、保護者の方を多くみてきました。
けれど、心配するだけではなく、お子さんの可能性を信じてあげることが、
お子さんの自身にも繋がり、そのことがさらにお子さんの成長へと繋がっていきます。
お子さんは少しずつ成長されていくので、焦らずに大きな心で見守ってあげることが
お子さんの成長へ繋がっていくためには大切なことだと思います。
日々の生活は、忙しく大変で時には怒ったり、しっかりと向き合う時間を作ることができないこともあると思います。
毎日、同じような安定した気持ちで接することは難しいこともあると思います。
けれど、根本的なスタンスとして、「こういうことをしたら怒られる」「こうすると褒められる」など、
ある程度一定した関わりの方が発達障害のお子さんにとってはわかりやすく良いのではないかと思います。
どうかお子さんたちを信じて見守ってあげてください。