車の中で「家が見えなくなる!」と絶叫する理由

アスペルガー症候群だと年中の春に診断された息子は、

幼稚園の頃、車で出かけようとある交差点まで行くと

「おうちが見えなくなっちゃう!!帰る!!」

とひどいパニックを起こすようになりました。

 

特に夜がひどく、外食に行こうと思ったのに

鼻水もよだれも垂らしながら絶叫して泣くので自宅まで引き返しました。

 

当時、実家に帰るまで高速を5時間以上走らないといけない場所に住んでいたので、

このままでは実家にも帰れないと途方にくれていました。

 

たまたま同時期に自宅から高速で一時間ほど行った所に、

県内唯一の相談機関があることがわかり私だけ通い始めていました。

そこで発達相談員の方に相談すると、

「先の見通しが立たないから、自分がどこに行くのかわからなくて不安なのかも。」

と言われました。

 

確かに、住宅街を抜けて国道に入ろうとする交差点から絶叫は始まります。

つまり、住宅街は「自分の庭」で道も知っている。

だが、滅多に行かない場所に行くときは高速のような立派な国道を通る。

その先には無限にお店などがあり、自分の知らないことがたくさんある。

目的地は知っているけど、そこに行くまでの道順は思い出せない。

「おばあちゃんには会いたいけど、そこに行くまでの道のりが心配。」ということでした。

 

私がまずやったこと。それは地図を作ることです。

そして、ポイントとなる建物などに地図上に番号をつけ、

私はメモ帳を、息子は地図を見ながら車内で「そろそろ3番のポイントです。」

などとナビゲート。

「次の4番までは30分くらいです。ドラえもんの最初から最後まで見る時間と同じです。

渋滞すると時間は変更になります。予定は未定ですが問題ありません。」

などと説明していました。

 

それから、日本地図を教えました。

「高速で5時間移動するということは、日本地図が頭に入っていないと!」

と思ったのです。

日本地図のパズルを買い、高速道路のサービスエリア案内の地図を買い、

ありとあらゆる手段で年中児に教え込みました。

 

幸い、飲み込みは良く、不安にはなるようでしたが

以前のようにパニックを起こすことはなくなりました。

それからは「この子の不安を消すには、勉強しかない!」と思い、

今もずっと様々な勉強させています。

 

高速道路のトンネルや、夜道を嫌がっていましたが、

最近は越境するときは山に穴を開けてトンネルを作って道を作った方が

近道だということがわかったようで問題なくなりました。

 

小学校一年生ですが、何も見ずに日本地図を書いています。

生きづらさはありますが、それと同じくらい記憶力も良いので

利点を生かして育てています。

教えるには親に知識が必要なので、私は今が人生で一番勉強しています。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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