自閉症の脱衣行為

今年、19歳になる男子です。

自閉症と診断されたのは中学生の時でした。

 

それまでは、自他ともに認めるクラスのやんちゃ坊主だった自分ですが、

小学生高学年の時にいじめにあったのをきっかけに、

少しずつ心を閉ざすようになっていきました。

両親の離婚も関係あったと思います。

 

自分の親は、なぜ仲が良くないのだろうと、

思春期特有の鋭敏すぎる心で感じ始めたとき、

自分の気持ちを出すことの罪悪感を覚えるようになっていきました。

 

最初のころは、その心のやり場は自分の中で完結していたのですが、

徐々にそれは行動に現れるようになっていきました。

 

自閉症という言葉はうちに籠ると書きますが、そのエネルギーはなくなる訳ではありません。

私の場合は、自分を解放する行為へと、そのエネルギの行先は向かった様です。

 

最初は、ちょっとした行動で、周囲の人に知られることもありませんでした。

マンションの玄関の前で、すこし服を脱いで、

誰にも見つからないうちに家に戻る程度だったのです。

それがエスカレートして、マンションのエントランスになり、

ご近所になり、最後は街中でも脱衣行為をするようになっていきました。

自閉症で人と会うのが嫌いなはずなのに、

全くの見知らぬ人の前では、不思議と大丈夫だった様です。

 

その脱衣行為は17歳から、どんどん酷くなり、

自分が他の人と違うと感じた昨年まで続きました。

周囲の人たちが自分を観る目線が違う、

と初めて気づいたのも、その年になってからでした。

 

いまでは適切な治療が始まり、毎日を普通に過ごせる様になりました。

でも、あの日々を取り戻すことは、まだもう少しかかりそうです。


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