発達障害特有の偏食

発達障害を抱える3歳の息子、以前に比べ食べられるものがだいぶ増えてきましたが、

まだまだ食事のメニューを考えるのに悩むことが多いです。

 

そもそも発達障害の偏食は通常の好き嫌いとは違います。

息子の場合は、感覚が過敏すぎる・色へのこだわりが強いため

一筋縄では克服することができませんでした。

 

息子は触角がとても過敏で特に首のまわりを異常に痒がります。

そのためTシャツなど柔らかい素材の服を襟ぐりを切って肩が半分出ている状態の服でないと着られません。

 

「肩出てるけど寒くないの?こんな格好させて…」

と知らない人に言われたり、

「お母さん、この子服脱げてますよ?」

とお巡りさんに指摘されることも。

 

頭皮もとても敏感。

坊主頭にすると3時間ほどで頭皮が乾燥の為、パリパリと鱗のように割れてしまいます。

帽子やヘルメットをかぶることなど絶対にできません。

 

私たちが砂場で汚れた手をパンパンとはたいて砂を落とそうとするように、

発達障害のある息子も自分の苦手な感覚を受け入れることが本能的にできません。

 

息子の感覚過敏の症状は首周りだけでなく口腔内にも表れます。

とにかくとろみのついた食品を好みます。

離乳食のころはなんでも食べ、特に困ることがありませんでした。

ところが周りの子供がどんどん固形状のものを食べられるようになっても息子はペースト状を好みます。

魚や肉を飲み込むことができません。

とろみをつけてあんかけにしても繊維だけ残して吐き出してしまいます。

そのため1歳~2歳の食事は豆腐・ばなな・お粥・うどんだけを食べて生きていました。

 

幸い果物は食べることが出来ましたが桃やびわ等指先で簡単に潰れるものを好み、

リンゴやスイカは食べられません。

色のついたものも食べませんでした。

お粥にホウレンソウなどを混ぜると酷い癇癪を起します。

 

口腔内の触角がかなり過敏だとわかったのは2歳を過ぎた頃。

「魚は歯に詰まるから嫌だ」と伝えてきました。

今までただの好き嫌いだと思っていた事が実は感覚によるものだったのです。

それからは食事中つまようじを常に手の届くところに置いておくようにしました。

歯に物が詰まるとパニック状態になってしまう息子のため、

少しでも気持ちの悪い素振りをしたらすぐにつまようじで歯を掃除してあげる必要があるからです。

 

その後は「歯に物が詰まってもとれる」ということを理解してくれたようで、

少しずつ食べられる食品も増えてきました。

 

ですが3歳になった今でも繊維質の多いものは好みません。

幼稚園の給食には野菜や緑色も物・フリカケゴハンなんかも出るので毎回苦戦して、

残してもいいか先生に直談判しています。

 

今思えば1歳~2歳までの間は白い・薄黄色いものをメインで食べていました。

口腔内過敏のため、食事をするのが怖く、

安心して食べられると判断できるのが白・黄色だと判断してこだわっていたのかも知れません。

息子が食べられるもの以外をテーブルに置くと酷い癇癪をおこすので

当時は食べられるものを食べられるだけ与えていました。

 

発達障害の偏食は本能的に拒否するために食べられないことが多いのだと思います。

そして偏食が酷い子は他の問題を抱えていることも多いです。

 

実際息子や療育で知り合ったお子さんは、

偏食よりももっと大変な発達課題を抱えていたので

それほど偏食に頭を悩ませている保護者はいませんでした。

「なんでこんな偏った食生活で毎日体調を崩すことなく生活できるんだ?」

と不思議になりますがそれが発達障害を抱える子供にとっては通常営業なのかもしれません。

 

今年はダメでも来年は食べられる食材が増えているかもしれない。

しかし又逆に今食べられているものが来年には食べられなくなる可能性があるのも発達障害。

息子がどんな道をたどるのかはわかりませんが否定することなく受け入れていきたいと思います。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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