発達障害の2面性

私は以前、知的障害者や精神障害、発達障害のある方の就労支援施設で働いておりました。

その時の経験をもとに書かせていただきます。

 

発達障害のある方は、ダウン症なや身体障碍者の方たちとは違い

見た目に「障害」が分からないために世間から誤解されたりすることが多いようでした。

発達障害のある方は悪気がなく人を傷つけるというか、

失礼な言動をとってしまうために敬遠されるようでした。

なぜかというと、人の表情を読んだり空気を読むということが苦手なようでした。

 

例えば、のどが渇いたから飲み物を飲むという行為1つにしても、

自分と同じ状況にいる人たちものどが渇いているということを想像することが難しく、

その場で自分1人だけが水分補給をする状況を作り出し、

周囲から白い目で見られたりするのです。

 

ほんの些細な事例かもしれませんが、こういった小さな事例が重なることで

「思いやりがない」や「人の気持ちが分からないやつだ」と誤解されていくのです。

 

しかし、そうではありません。

私は、発達障害というのは人の気持ちが分からないのではないと思うのです。

ただ、想像することができないのです。

きちんと言葉で説明すれば、ちゃんと理解できます。

 

私が勤めていた施設では、空気を読むということではなくて1つ1つの状況において、

他人がどんな気持ちなのかということを具体的な言葉にして説明していました。

 

例えば、自分が水分補給をするときにはその場にいる人たちにも

「お茶を飲みますか」と聞きなさい。と教えていました。

自分の仕事が終わって休憩ができる状況になっても、

他の人がまだ作業中の場合には手伝うか一声かけて休憩に入るようにしなさい。

と1つ1つの些細な場面においての他人への配慮の方法を具体的に教えていきました。

 

海外では、自分の意見をはっきり述べるといのは当たり前のことですが、

日本はいろんなことを言葉にすることが少ない文化だと思います。

言葉にしない部分を「察する」ということが”気づかい”であり、

人として評価される要素という現実があります。

 

しかし発達障害はその「察する」ということが難しいという特徴を持っていることが多いのです。

その代わりに、人の感情に流されずに”事実”を見つめる力に優れています。

このように悪い面としてではなくて、良い面としてとらえることもできるのです。

 

発達障害の特徴を才能として認めていくことができれば、

世間からの印象も変わると私は思います。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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