春に頻発するパニック

中度の自閉症と診断された子どもがいます。

日常生活の中でも、小さなパニックはよく起こっています。

 

しかし、春になると明らかに大きなパニックが毎年起こります。

なぜ、春なのか。

それは、環境に変化が起こるからです。

自閉症児は、環境の変化に弱い、とお医者さんからも聞きました。

 

環境の変化とは、担任の先生が替わる。新しい友達が現れる。

教室が変わる。少なからず、教室内のルールも変わる。

 

うちの子の場合、保育園の2歳児のクラスから3歳児のクラスに上がった時が、

一番ひどいパニックが起こりました。

それは、トイレトレーニングも終了していたのに、突然、おもらしし始めました。

毎晩です。いっきにおむつに逆戻りしました。

 

また、通園には慣れていたはずなのに、4月から約半年。

毎朝、大泣きしながらの通園が始まりました。

正直、親としての私の心も折れそうになりました。

出来ていたことが、突然、出来なくなったのですから。

 

また、制止がきかなくなりました。

3月までは日常生活でも落ち着きを見せていたので、

お散歩も以前ほど走られて大変、ということはなくなっていました。

 

5月のことです。

おじいちゃんと一緒に散歩に出かけたのですが、突然走り出し、ストップがきかなくなりました。

おじいちゃんは、振り切られてしまい、私の元に行方不明になったとの連絡がきました。

 

場所は、家の近所ではありません。

行き慣れていたとはいえ、私の実家近く。

全く道も分からない場所で、迷子になってしまったのです。

 

近くには、交通量の多い国道もあり、最悪の場合も覚悟しながら探しました。

しかし、探しても見つからず、警察へ捜索願いをということになり電話をかけました。

 

すると、すでに警察に保護されており、パトカーに乗って親を探している、

ということが分かりました。

会えた時には本当にほっとしました。

 

ありがたいことにどなたかが「小さい子どもが一人うろうろしている」と言って、

警察へ通報してくれていたのです。

警察官の方も、事情を本人から聞こうとしたものの、

ほとんどしゃべれなかったため理解できなかった様子でした。

 

言葉の発達が遅い、これも自閉症児の特徴の一つなんです。

当時、私たちも本人から「どうしてこんなことになったの?」と聞こうとしましたが、

聞き出すことはできませんでした。

 

話せるようになってから当時のことを聞くと、

パトカーに乗ったのは楽しい思い出として、本人の中に残っているようでした。

パニックが起こっている間の記憶はないようで、気づいたらこの辺りにいたと話しています。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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