発達障害児には身の丈にあった教育が大事

発達障害のお子さんを持つ親御さんが不安になるのは、

自分の子どもにどんな教育をすればいいのかということでしょう。

 

「発達障害は治らない」「普通学級がいいのか、特別学級がいいのか」

「養護学校に通ったら社会で自立することはできないのではないか」

など、悩みは尽きないと思います。

 

しかし、世の中に出回る発達障害児に対する教育情報のほとんどが、

現場を知らないあるいは一部の事例を誇張しているもので占められているのをご存じでしょうか。

今回は発達障害の現場の経験をもとに、

本当に発達障害児のためになる教育とは何かを書いていきたいと思います。

 

まず、発達障害は治らないというのは完全な嘘です。

少なくとも、一般社会で自立していけるくらいには改善することができます。

一般の日本人でも1/3が自閉症ぎみ、1/3が抑鬱傾向があるとするデータもあるくらいですので、

発達障害か健常かの境界は極めて曖昧なものなのです。

ですから、「うちの子は発達障害だから、何をやらせてもダメ」「教育とか治療なんて意味が無い」

と思わずに、きちんと自分の子どもにあった教育と治療を行うことが親の心構えとして重要です。

 

次に、発達障害児にとって通常学級と特別支援学級のどちらがいいかですが、

これは特別支援学級に入ることを推奨します。

特別支援学級は生徒一人一人に目が行き届きやすく、

それだけ障害の度合いに応じた支援の下で教育が行われます。

 

しかし、通常学級に入ると発達障害児でも発達障害児としては扱われず、

一人のために特別に時間や手間を割くことは出来ないので、事実上の放置状態になります。

つまり、特別支援学級に入った方が手厚いケアと教育を受けられるのです。

 

また、「特別支援学級から通常学級に戻れない」というのは嘘です。

通常学級でもやっていけると判断した時点で、特別支援学級でも授業ごとに通常学級に入る事はできます。

むしろ、普通学級から急に特別支援学級に移る方が、

教員の人員や個人別カリキュラムの実施などの面で難しいのです。

ですから、発達障害の方は最初から特別支援学級に通うことをおすすめします。

 

最後に、進学の段階で普通学校か養護学校かで迷うことがあると思います。

この場合はどちらか迷う段階で養護学校に進むのがベストです。

養護学校の方が発達障害児向けの教育が手厚いこともありますが、

何より養護学校の方が身の丈に合った就職が可能となります。

現在、大企業では従業員の1.8%を障害者雇用としなければ罰金が科せられます。

つまり、仕事ができる発達障害者は企業も欲しい人材なのです。

 

そして、養護学校では社会に通用する勤務態度やマナーを教え込む学校がちゃんと存在します。

このような養護学校に通えば、発達障害児であっても就職して経済的に自立することは難しくないのです。

もしこれが普通学校でしたら、このような手厚いケアはありません。

実際、中退して引きこもりというケースは決して珍しくありません。

どちらの選択がベストかは言うまでもないでしょう。

 

このように、発達障害児でも身の丈にあった教育を受けることで

将来的に自立していくことは不可能ではありません。

むしろ親が「普通」にこだわって、発達障害の改善の可能性を潰してしまう事例の方が圧倒的に多いのです。

誰かの「普通」にこだわらずにあなたの子どもにあった教育を選んであげてください。

また講談社現代新書の『発達障害の子どもたち』(杉山登志郎)は読んでおくといいでしょう。

 


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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