発達障害を子どもの視点から

今回は、発達障害の子どもと学校について

私の個人的な体験をメインにお話していきたいと思います。

 

はじめにカミングアウトすると、私は発達障害だと診断された大学生です。

しかし、健常者と同じように中学受験と大学受験を経験して、

現在はとある公立大学に通っています。

 

私はADHDという発達障害を抱えていて、

忘れ物が多い、時間を守れない、みんなと同じペースで物事を進めることができない、

といった悩みを幼い頃から感じていました。

 

実際、要領が悪い私は小学校の頃

それが原因でいじめのターゲットになってしまったこともありました。

あの頃は両親にも相談できず、毎日ふさぎこんでいました。

 

当時は自分が発達障害であるだとかそんなことは考えていませんでしたが、

それでも両親は私が人と少し違っていて、

そしていじめを受けていたことをなんとなく感づいていたと思います。

とても心配をかけてしまったのではないかと今となっては考えます。

 

もし自分の子どもが発達障害のせいで悲しい思いをしたかもしれないと思ったら、

静かに寄り添ってもらえるのが一番いいと私は思います。

何があっても絶対に、発達障害に生んでしまったことを謝ったりはしないでください。

 

もちろん望んで発達障害になったわけではないのは確かですが、

発達障害を抱えていても、私は自分に自信を持って精一杯生きています。

一番近くで見守っていられる保護者の立場から、

発達障害として生まれた子どもを否定しないであげてください。

 

「発達障害を持っていても胸を張って生きていける」

と思えるような価値観の形成を手伝うことが、

保護者の役割なのではないかと私は考えています。

 

自分が発達障害だと知ったのは、高校生の頃でした。

病院に診断へ行くことを親に勧めたのは私自身です。

その頃は大学受験を現実的に意識し始め、

中学時代勉学に集中できずに成績を伸ばせなかったことを

自ら問題意識として捉えた結果でした。

 

検査の結果、ADHDであることが判明しました。

両親も私も発達障害だとわかったことに驚きはありませんでした。

発達障害だとわかっても、両親は私に対する態度を変えることをしませんでした。

しかし、自分が発達障害であると認識してから、

私自身それを意識して日常生活を改善していくことを心がけるようになりました。

そういう意味でも、発達障害であるという診断を受けることは有益なのではないかと考えます。

 

次に、勉強について話していきます。

私の発達障害は学習理解にはほとんど影響がないものでしたが、

勉強に付随する要素、つまり継続して課題をやること、

興味のない分野に取り組むことがかなり困難でした。

 

実を言うと、課題を出さなかったり

苦手分野のテスト勉強を全くする気にならなかったり

といった理由で私の内申はひどいものでした。

しかし、興味のある分野に集中する勉強は自分に向いていることはわかっていたので、

自分なりに工夫しながら大学受験を成功させることができました。

 

もちろん、一言で発達障害といっても、その程度や苦手なことは人それぞれです。

同じように得意なことも子どもの数だけ違っています。

「何ができて、何ができない」

ということを自分で把握することは

日常生活においても将来の進路選択においても非常に重要なことです。

 

発達障害を抱えている人は特に

他人から叱責されたり否定されたりすることが悲しいことに多くありますから、

「私はなにもできないのだ」と感じてしまうこともあります。

ですから、保護者の方には是非、自分にできることを認識する手助けをしていただきたいです。

 

発達障害に生まれたからといって、

それは何もかもにおいて健常者に劣っているというわけではありません。

一人ひとりに必ず長所があります。

それを生かしつつ、苦手なところは周りの人に補ってもらいながら

自ら工夫して、自分が自分らしく生きていければいい。

 

そう思えることが、発達障害の子どもに必要なのではないかと

発達障害である子どもの目線から見て私は考えています。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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