目に見えない障害の難しさ

家族が広汎性発達障害で某アパレルの障碍者雇用で働いています。

が、障碍者雇用を推進している日本でも有名な会社とは思えないほど

対応がおざなりだと感じます。

 

特に精神障害は知的障害がなければ目に見えて障害とわかるわけではないので

「難しい業務でも出来るときがあるのだから、出来ないのは気の持ちよう」

「発達障害はがんばれば治る」

「間違った判断をして行動したのは本人にマナーやモラルがないからだ」

と実際に言われたそうです。

 

なにかトラブルがあるといけないと予防策で理解と対応を求める、

国が発行しているPDFファイルを印刷して提出しても

「健常者スタッフが困っていないので、

ファイルをスタッフに読ませる時間や手間をとる必要はない」

と突き返されたそうです。

 

結果、家族は発達障害に対する知識のない管理者に、

他の職員の前で強く叱責されたことがきっかけで不安障害が悪化し休職したのですが、

最初に障害が見つかったときに使った傷病手当が

「発達障害が治癒していないので」という理由で同一傷病扱いになり、

傷病手当金が出ませんでした。

 

しかも、休職期間は転職活動をしてはいけない規則になっているそうで、

就職活動をするなら退職するしかないそうです。

完全な無収入になった家族は、復職の問い合わせをしましたが、復職の条件をいくつも出されて、

そのどれもが「健常者と一緒に働きたかったら、健常者においついてきなさい」

というスタンスのものばかりでした。

 

挙句「おかげんいかがですか?」の一言もなく、責任者が異動しても連絡の一つもない。

日本で有数の会社がこうなのですから、ほかの現場を考えるとぞっとします。

 

我が家ではこの体験を通して、

「障害がわかったら、早めに支援機関に登録する」

「なにか問題が起こりそうだと思ったら、家族や個人ではなく、支援機関から申し入れてもらう」

「法律相談も含めて、相談できる箇所を確保しておく」

というのが鉄則になりました。

 

今回、家族はなんとか私たち血縁者で支援できましたが

それでも余計にかかった費用

(医療費や、会社に提出する診断書代、払えなくなった奨学金などの返済など)

は5か月で100万を超えます。

もしもこれが一人暮らしで、一人で抱え込んでしまう性格の人だったら、と思うと恐ろしくてなりません。

 

世間には「障害は努力次第でどうにかなる」

「障がい者は障がい者らしくしおらしくしろ」

などという妄言を吐く人が実際にいます。

しかも、そういうことを言われたり、被害を受ける側はたいてい証拠がなくて

泣き寝入りをせざるを得ない環境にあります。

支援機構や、支援団体にはこまめに相談し、先手を打つように動いたほうがいいと思います。

我が家のような被害が、増えないことを願います。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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