発達障害者の就労先は幅広い!

私の弟が発達障害です。

小中学校は特別支援教室に籍を置き、高校は特別支援学校に進学しました。

現在24歳、療育手帳はBの上(中軽度)だそうです。

 

今、彼は市立図書館のスタッフとして働いています。

障害者の就労先と言えば作業所が一般的でしたが、

企業の障害者枠設定義務などによって彼らの就労先は幅広くなってきています。

 

パソコンなどを使うデスクワークの他にも飲食店で働いている方もいます。

そういった場合は、通常学校の先生と就労支援の方が斡旋して就労先を紹介してくれます。

 

弟の場合はちょっと違うルートでの就労でした。

特別支援学校の高等部になると能力に合わせて現場実習というものがあります。

比較的軽度な子どもは会社の事務や介護施設など、重度だと作業所に分かれます。

弟もこの現場実習の際に図書館を訪れ、

館長さんのお気に入りになったことで就労が決まりました。

 

弟は発達障害特有の生真面目さを持っており、

手先も器用なので蔵書修復や本の整理などを任されていました。

 

高校3年生の後半から現場実習とは別に”お手伝い”という形で

図書館で主に土曜日の週一ペースで通っていました。

 

卒業後はすんなりと図書館のスタッフとして入り、

先輩スタッフに教えてもらいながら仕事をしていました。

蔵書修復をメインとして働き、直す本がなかったら

施設周辺の掃除や本の並べ替えなど出来ることを行っています。

 

夏休みにはダンボールを使った工作教室を図書館で行っており、

その先生として弟は駆り出されています。

家に帰ってダンボールをたくさん切って貼り付けて恐竜をお手本用に何体も作ります。

 

工作教室では自分の口で説明するのは苦手なので、スタッフが代わりに説明します。

弟は実物を見せて「こうやるんだよ」と動作で教えます。

館長さん曰く「TRC(図書館流通センター)初の知的障害スタッフだから大切にしたい。

真面目で一生懸命やってくれて助かる」とのことでした。

 

弟がやりやすいように入館したての頃は学校の時間割のようなタイムテーブルを作ってくれて、

時間通りに働いていました。

どんなことで機嫌が悪くなるのか、何が嫌なことなのかを知りたいというので

母にいわゆる取説の作成をお願いしたこともありました。

館長さんの心遣いから弟は毎日楽しく仕事に行っています。

 

障害者の就労先は作業所、というのは昔の考え方です。

今は本人の能力に合わせて出来ることを提供してくれる職場が多くなってきています。

もちろんその為には本人自身の頑張りと家族の支え、そして職場の理解が必要です。

諦めずに本人に合った就労先を見つけてみてください。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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