発達障害でも社会の中で役割を見つける

私の娘は、大人になってから発達障害の一つである「アスペルガー症候群」と診断されました。

娘は学校の成績が昔から優秀で、何の問題もなく大学まで進んで医療系の資格を取得しました。

23歳の時にその資格を利用した医療技術職に就いたのですが、

職場の人間関係のストレスから2年足らずで辞めてしまいました。

そして、次に入った職場もやはり人間関係が上手くいかず辞めました。

挫折した娘はうつ状態に陥り、なぜかいつも職場の人に嫌われてしまうと訴えました。

 

そしてうつ病の治療をするべく精神科を受診したところ、

思いも寄らずアスペルガー症候群と診断されました。

物事に集中しすぎたり、言葉を額面通りに捉えてしまったりと行った特徴が

ほとんど娘に当てはまることに気づいて呆然としました。

 

確かに昔から変わった子だという認識はありましたが、

はっきり障害と言われるとは思っていませんでした。

 

娘と私は始めこそ落胆しましたが、すぐに気持ちを前向きにして

精神科医に紹介された障害者センターを訪れました。

 

障害者センターでは、障害者の就労支援を行なっておりそれぞれの得意なこと、

苦手なことを分析して適職に導くことを目的としています。

娘もそこでの活動を通して、人の立場に立って考えることや

複数の仕事を同時進行で進めることが苦手だということが判明しました。

知らないうちに職場の人に嫌われてしまうのも、

障害による自己中心的な言動が引き金になったのでしょう。

 

また、同時進行が苦手なのも頷けました。

お客さんに対応しながら商品を並べたりするコンビニバイトや、

料理で煮物を作りながらサラダを作るといったようなことが極端に苦手だったのです。

 

逆に、単純作業が素早く正確なことと

資料を素早く読んで内容を理解する能力に長けていることがわかりました。

そこで対人よりも対機械の仕事が向いていると見られ、今は工場の検品をしています。

せっかく頑張ってとった資格を活用できないことは残念でしたが、

発達障害を持っていてもできる仕事がたくさんあることがわかりました。

 

娘は仕事を辞めて家にいる時は、

自分にできる仕事なんてないんだと絶望的な気持ちになっていましたが、

一歩外に出てみたら自分が想像もできないような仕事がたくさんあって

社会の中でそれぞれの役割を果たしているのだと理解してくれました。

 

発達障害だからといって必要以上に卑屈になることはなく、

自分に向いている仕事なら社会人になり自立することも十分可能です。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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