私は発達障害の大人です

私は、発達障害、その中でもアスペルガー症候群です。

判明したのは高校二年の冬でした。

そして、そのときにはもう遅かったのでした。

 

人と違ううえに女子としては致命的な「空気が読めない」を持っていた私は、

小、中、といじめられて過ごし、高校に入って部活内の不和を理由に躁鬱病を発症しました。

いわゆる二次障害です。

 

アスペルガー症候群それ自体はそれほど強くなかった私ですが、

躁鬱病がとても重く、高校を何とか卒業してからもすぐには大学に入れず、

結局数年経って通信制大学に入りました。

発病してから五年経った今も、躁鬱病に治る気配は見えません。

もしかしたら、一生このままなのかな、と思うときもあります。

 

就職も、おそらく普通の企業に就職はできないと思います。

バイトも3日しか続きませんでした。

これがリアルな大人の発達障害者の実情です。

 

今のところ、かかりつけ医で診断書を書いてもらって障害者保険を受け取り、

親の稼ぎと貯えで暮らしていますが、このまま就職もできずに親のお荷物なのかな、

とか考えると暗い気持ちになります。

 

親戚も、とくに祖父母の代は「発達障害」という概念そのものが飲み込めないらしく、

「本当は頑張ればやれるのに頑張らない子」みたいな扱いを受けていて、

親戚からも働け働けと言われて、正直親戚の集まる場所には出て行きたくないです。

親のお荷物でいるのが誰よりもつらいのは私なのに、

それを責められると、どうしていいのか分からなくなります。

 

ただ、私には居場所があります。

近所の大学の趣味の合うサークルに入れてもらったのです。

おかげで、同年代の友人や相談相手もいて、助けになっています。

最悪、社会とのつながりを少しでも維持していないと、生きるのがつらくてなってしまうと思います。

 

発達障害者、特にアスペルガー症候群の人にはギフテッドと呼ばれる特別な才能を持つ人たちがいます。

けれど、それはほんの少数の人間で、他は能力にバラつきがあるだけの普通の人です。

親は子どもがギフテッドでないことで自分を責めないよう、ちゃんと見ていてあげてください。

自分は失敗作なんだ、欠陥製品なんだと思い込んでしまわないよう、フォローしてあげてください。

 

日本にはまだ、人と違うことを悪とする風潮があります。

その中で発達障害の人が生きていくのは、想像以上につらいことです。

子どもが他の子どもとなんだか違うなと思ったら、すぐに専門医を受診して、

発達障害かどうかの検査を受けてください。

早めに判明していれば、まだフォローの仕方が少しはあります。

 

ただ、日本の教育機関でもっと発達障害について子どもたちに授業で教えてほしいものだと思います。

発達障害の子たちは人と違うため、私のようにいじめられやすいのです。

 

さいわい、私は少しはギフトがあったので、こうして文章を書いて小遣いを稼いでいます。

プロのライターになるという夢もあります。

少しでもギフトのある子には、それを大切にして、伸ばしてあげるようにしてください。

 

そして、最後に。

子育てにどんなに苦労しても、絶対に子どもにぶつけないでください。

私が子どもなら、親に否定されたら、生きていく自信を失ってしまうと思います。

子どもの命を守るためにも、どうか、よろしくお願いします。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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