知的障害を持つ女性の自立

私が関わる発達障害の方は知的障害の50歳代女性です。

幼少期には知的障害が発覚し小学校は発達障害等の障害を持つ子供が通う学校に行っていました。

他にも数人の知的障害の方と関わってきましたが、皆、自分は普通と変わらないと思っている様子です。

自分がどこか障害があると理解が出来ていない部分があります。

 

知的障害の状態が軽い方こそきっちり診断の意味を理解している様子でした。

当然だと言えば当然なのかもしれない、とも思いました。

自分が他の人と比べて少し違うと理解が出来ていない様子でした。

 

彼女には2歳年の離れた弟がいます。

その弟も知的障害です。

 

発達障害は遺伝するかは不明です。

二人の両親には知的障害はなく、又親戚にもいません。

生まれた直ぐには分かりませんでしたが、小学校に上がるくらいに診断された様です。

家庭は至って普通で虐待等もありません。

どうして発達障害が兄弟にでたのかは不明です。

 

そんな彼女も50歳代になり初めて親元を離れる事になりました。

弟も同じタイミングで巣立ちました。

勿論一人での生活は出来ません。

料理などの通常の家事も出来ませんし、複雑な契約などの書類などの処理も出来ません。

学校には通っていましたのである程度の読み書きはできますが、カタカナなどは完璧ではありません。

算数も二桁になると計算機を使わないと計算出来ません。

 

そんな状態ですので、親元を離れても社会資源を活用しながら生活をせざるをえません。

現在彼女は精神や発達に障害のある方だけで一つの家で共同生活をし

世話人と言う健常者の支援を受けながら生活をしています。

食事は宅配のお弁当、朝と昼は一週間に1000円支給される小遣いで調整します。

食事の他に生活雑貨もこの小遣いから捻出します。

 

就労は週に6日4時間ほど働いています。

自分で電車やバスを乗り継ぎ、現地まで通っています。

その給料は月に20000円にもなりません。

そのお金も生活の一部となります。

 

週末の休みにはガイドさんと言われるサポートの方と一緒に色んな所に出掛けています。

新しく建設されたアミューズメントパークや有名ショッピングモールや百貨店等様々です。

有意義に休みの日を謳歌しています。

 

実家には年に数回帰省しています。年末には宿泊をしています。

彼女は彼女なりに親元を離れて自立して生活しています。

他の方と同じ様に働いたり生活したりする事は出来ませんが、精一杯頑張っています。

 

因みに今年の目標は近所のショッピングモールに一人で行ける様になる事です。

まだ達成は出来ていませんが。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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