発達障害の方が大人になってから

私の関わる発達障害の方は知的障害のある50歳代女性です。

もう世間としては大人とみなされる年齢ですが、一人で生活をする事は出来ません。

 

2年前、50歳の時にグループホームに入所しました。

それまでは実家で家族と暮らしていました。

親がその人に料理などを教えなかったので調理は出来ません。

 

出来る事は普段のスーパーでの買い物、風呂の沸かし方、洗濯をしたり干したり畳んだり、

何度も言った事のある所には電車やバスに乗って行く事が出来ます。

 

病院等の受診は一人では出来ません。

医師の話を聞いても理解できないからです。

 

文字はある程度は読む事はできますが、書くのはたどたどしいです。

未就学児が平仮名を初めて書く様な感じで書きます。

小学校低学年レベルの漢字は書く事が出来ますが、難しくなると読む事も意味も分かりません。

 

興味のある事には一生懸命で、芸能人の事にはとても詳しいです。

 

グループホームは同じ様な境遇の人と一緒に生活をしています。

支援人と呼ばれる人もシフトで常に居る状態です。

そこそこ自立して生活を送れていると思いますが、ふとした瞬間に理解が足りていない事を実感します。

 

例えば購入してきた物をどこに保存したらいいか分からず、自室に置いている事があります。

チーズや紙パックの紅茶は要冷蔵です。

しかし、夏場クーラーを付けない状態になる部屋に数日間置いて食べています。

お茶も水だしした物を自室の押し入れに入れて飲んでいます。

冷蔵庫ではありません。

しかも数日間に分けて飲みます。

 

又、薬を飲む為の水もペットボトルで水道水を組み、900mlが無くなると次を汲みにいく様にしています。

その為、軽い食中毒の様になって下痢を催す事もあります。

 

本人に詳しく話を聞きたくても本人も状況を説明する事が出来ません。

排便を目視して下痢なのか普通の便なのか判断する事が出来ないのです。

 

自室にポットがあります。

そのポットを沸かしてカップラーメンを作る事も出来ます。

しかし、そのポットの水数カ月前から継ぎ足しで沸かして使用している水でラーメンを食べます。

 

他には普段履いている靴の捨て時が分からず、

洗うという概念も無く購入してから10年以上履き続け、

干す事も洗う事もした事の無い物を使用しています。

その為、足の指の間はお風呂でしっかり洗っていますが、

それ以上に靴の中のカビのせいで白癬菌にかかったりもしました。

 

当然理解しているであろうと思っている事がなかなか理解出来ず

身体にも影響を及ぼす場合があります。

 

支援で入っているスタッフは少し干渉しすぎと感じるかもしれませんが、

普段の当然の行動をしっかり見守る必要があります。

説明を何度もすればそれなりに理解を得られます。

根気よく付き合う事が必要です。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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