発達障害の就職活動と「自己理解」

発達障害の方の就職について、「自己理解」はとても重要だと思います。

就職活動の際に「自分のことを適切に理解すること」は、

発達障害であるか否かに関係なく重要なことなのですが、

特に発達障害の方は自分のことを客観的に捉えることができずに、

就職の壁にぶつかってしまうことが多いです。

 

例えば、本人はコミュニケーションを上手にとることができないのに、

接客の仕事や営業の仕事などの対人業務が多い仕事を選んでしまうことがよくあります。

本人自身も日頃からコミュニケーションが苦手だと言っていたはずなのに・・・。

 

本人に「どうして人と話すことが苦手なのに、対人業務を選ぶの?」と聞くと、

「仕事としてやればできる」等の根拠がない回答が返ってくることがよくあります。

これは、発達障害の症状として「想像力が低い」ことが理由になっていると思います。

本人は実際に自分自身が働いた時の様子を想像できないので、

「うまく働くことができない」ことが想像できずに、

「まぁ、やればなんとかなるだろう!」と考えてしまっていると推測します。

 

やってみないとわからないというスタンスはポジティブでいいのですが、

自分の得意・不得意を客観的に見れないために、

なかなか就職できない、または就職できてもすぐ離職してしまうパターンがとても多いです。

 

では、どうすればいいのでしょうか。

こればっかりは、「これ」という答えがなく、日々悩んでいる方も多いかもしれません。

しかし、本人が自分のことを少しずつ理解し納得して就職活動をしていくには、

実際に経験を積むことが必要なのでしょう。

 

本人自身、仕事で失敗した経験が少ないからこそ「自分にはできるかもしれない」

という過大な自己評価をしてしまうのでしょうから、トライ&エラーを繰り返し、

「自分に合っている仕事」「長く続けられる仕事」を探すことも必要なのかもしれません。

その中で、自分自身が「まだ就職するための準備が整っていない」

と感じ就労移行支援事業所を利用する、

「サポートを受けながら働きたい」と感じ就労継続支援A型事業を利用するなど、

また新たな道が開けることだってあるかもしれません。

 

本人を周りから見守る方々は、言ってもいうことを聞かず遠回りばかりする本人に対し、

やきもきしてしまうかもしれません。

でも、本人としては自分が納得できる方法で真っ向から社会に立ち向かっている場合もあるので、

本人の頑張りに目をむけながら、長い目でゆっくり応援していくことも必要なのかもしれません。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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