発達障害の人間と一緒に仕事をしての体験談

職場の後輩に明らかに発達障害と思われる人間がいます。

親兄弟ではないので、どの程度の障害を抱えているかハッキリとは分かりませんが

普段の言動から知的障害を抱えているのは間違いありません。

 

具体例を挙げるとキリがないのですが、

まずコミュニケーションがとり辛いのが大きな特徴です。

物事に対する理解力や知識量が低く、

仕事の作業を説明しようにもよほど噛み砕いて説明しないと理解してもらえません。

 

また、落ち着きがなく人と会話していてもすぐにそっぽを向いてしまうなど集中力もありません。

その上、恥ずかしがりやでもあり大きな声で話すことを極端に嫌い、

コミュニケーションのとり辛さに拍車を掛けています。

 

さらに記憶力も低く、毎日繰り返して同じことを言っても中々覚えてもらえずに

下手に休みなどを挟むと作業を忘れてしまうことも珍しくありません。

 

以上のようにとても一般的な成人男性であるとは言えずに、

彼の教育係的なポジションである私はいつも苦労させられています。

 

当初は優しく接するようにはしていましたが、

最近では同じことばかり繰り返して説明しなければならないので

声を荒げてしまうことも少なくありません。

 

とはいえその反面、性格はまさに純真無垢といったところで

行動力も高く仕事に対する直向さという意味では、彼ほど実直な人間は多くないでしょう。

といっても「仕事に熱意がある」のではなく、

「仕事をしろと言われたから仕事をしている」としか思えませんが。

 

彼の実年齢はアラサーも過ぎてきたところではあるのですが、

良くも悪くもまるで小学校低学年の少年のようです。

そして小学校低学年ともなれば、給料のような大金を持ち歩くのは危険なのは言うに及ばず

事実、彼の収入は全て親が管理しているようです。

 

彼は普段、小銭程度しかお金を持っておらず

必要に応じてお金を受け取っているということを、本人から聞き出しました。

もちろん、この情報を聞き出すのにもかなり苦労させられましたが。

 

そしてなんと前の職場では、かつあげ紛いのことをさせられていたようで

親の財布からお金を取り出してでも、他人にあげていたというのだから言葉がありません。

そのため両親が彼のお金を管理するようになった、というわけではあるのですが

おそらく私が今、彼にお金を渡すように言ってもお金を渡してくるでしょう。

もちろんそんなことはしませんが、それだけ学習能力にも難があるという証明でもあります。

 

しかしながら本当に問題なのは、おそらく彼は障害者手帳を持っていない、ということでしょう。

あくまで彼に聞いただけなので確かめたわけではありませんが、

普通の子どもとして育てられていたのでしょう。

しかし、障害を抱える彼が多感な子ども時代に普通の学校で生活していたのが

どれほど辛い環境だったろうか、察するに余りあります。

 

もし、自らのお子さんが発達障害を抱えていたとしても

決してそれから目を背けないであげてください。

両親の責任としてしかるべき対応をとってあげてください。

 

30歳を過ぎてもまるで少年のように体が細く、

カップラーメンや菓子パンばかりを食べさせられている

片田舎の片隅の工場で、派遣社員として毎日

大して立場の変わらない先輩に叱られているような人間に

将来自分たちの子どもを成らせたくなければ、

しっかりとお子さんの発達障害と向き合ってあげてください。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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