発達障害には、知能に問題のある障害から
知能には問題のない障害まで数多くあります。
その中でも近年、ADHAと呼ばれる注意欠陥・多動性障害やアスペルガー症候群などは
大人になってから発達障害と診断されるケースも増えています。
ADHAの特徴としては、主に落ち着きがない、集中力がない、衝動的に行動してしまうなどの症状が見られます。
子供の時に正しい診断を受けて適切な治療をすることで症状を改善していくことも可能ですが、
中には、ADHAとは気づかずに成人を迎えている人もいます。
また、アスペルガー症候群は自閉症の一つで、人とのコミュニケーションが上手く取れなかったり、
自分なりの強いこだわりを持っているなどの症状が主に見られますが、
最大の特徴は言葉や知能には問題がないと言う点にあります。
そのため、ADHA同様に大人になるまで障害だと気づかずに過ごしている人も数多くいます。
現在は医学の進歩や情報の発達により、自分や自分の子供等が
もしかしたらこれらの障害を持っているかもしれないと思った場合に
書籍やインターネット等でセルフチェックができるようになっています。
セルフチェックをして該当する項目がいくつかあった場合には
医療機関での診断を受けて適切な治療を受けることが大切です。
特に知能に問題のない発達障害の場合は、周囲の人から性格的に問題があるような目で見られ
心に傷を負ってしまう人も少なくないため、周囲の協力や連携等も重要になります。