成人女性の発達障害の日常生活の苦労

2017年1月、発達障害の診断を受けました。

30歳も近づいてきたある日の出来事でした。

 

診断を受けたきっかけは、結婚して2年、家事全般ができないことや

他者とのコミュニケーションがうまくできないことを夫に指摘されたからです。

 

元々うつ病を患っており、メンタルクリニックにはお世話になっていました。

主治医に夫からの指摘の件を相談したところ、すぐに検査の日程が決まり、診断に至りました。

 

発達障害の特性は人によって異なるのが大きな点です。

その中で私は「マルチタスクができない」

「曖昧なルールに適応できない」

「疲労がたまりやすい」といった特徴があります。

 

仕事に置き換えると、「マルチタスクが出来ない」というのは、

作業における同時進行ができないことを意味します。

職場で仕事をしている際に異例対応が発生したり、

電話対応が長引いてしまうとこれまでやっていた作業を忘れたりしてしまいます。

 

「曖昧なルールに対応できない」のは、

「適当に○○して」「そこに置いといて」等といった表現が苦手であることを意味します。

適当に作業を行った結果、重大なミスを起こしていたことにもなりかねません。

 

「疲労がたまりやすい」というのは、

先天的な脳の障害であるがゆえに疲れやすい体質となっているのです。

先述した、マルチタスクや曖昧な表現に振り回されてしまうと、

それだけ疲労がたまるのも定型の方に比べたら早くなり、

人一倍大きな疲労となってしまうのです。

 

さて、自分の特性に関して仕事上での困りごとをお話してきましたが、

私たち発達障害当事者にとっては、プライベートにおいても困りごとが沢山あります。

例えばマルチタスクが苦手なことがきっかけで、

料理をする際に2品以上同時に作れない、レジャーの予定もうまく立てられない、

といったことが起こります。

 

また、プライベートでも曖昧なルールは発生します。

料理を作る際に多くの人が参考にするレシピ。

分量「適量」・煮込み時間「数分」といった表現が

プライベートでも生きにくさを感じてしまうのです。

 

更に、自宅で家事を行ったり、人混みの中に遊びに行ったりするだけでも

疲労がすぐにたまってしまいます。

 

プライベートに関する困りごとに関して、

メディアでも医療施設でも軽視されがちなのが現状です。

感覚過敏によって着る服に悩んだり、化粧品選びにも時間を要す等、

女性特有の悩みも出てきます。

 

よくメディアでは、「部屋が片付けられない」発達障害当事者の特集が組まれたりしていますが、

「片付けられない」で終わってしまうことが多く、

その先に当事者が「片付ける努力はしている」ケースが多い旨伝わっていない気がします。

 

よく、私たち当事者は「人に合わせられない」「そんな簡単なこともできないのか」と、

仕事でもプライベートでも言われることが多いです。

その結果、疲労が溜まって会社も欠勤しがちになり、

会社都合で退社になることも少なくありません。

 

現在、在宅ワークで生計を立てている私ですが、

発達障害当事者にとって企業勤めは、とても大変なように思います。

 

最近、メディアでも発達障害が頻繁に取り上げられ、

発達障害当事者を対象にしたカフェやバーも首都圏を中心に次々と開店しています。

メディアで取り上げられない悩み(先述したプライベートの話)を共感してくれたり、

発達障害について少しでも知りたいと思う定型の方が増えてほしいと願っています。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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