大人の発達障害について

発達障害(いわば脳機能の発達が関係する障害)の代表的なものとして、

まず広汎性発達障害(コミュニケーションや対人関係が苦手というイメージ)があります。

この種の発達障害に属するもののうち、代表的なものが自閉症とアスペスガー症候群があります。

 

2つの共通点は対人コミュニケーションに難があることですが、

違いは何かというと、自閉症には言葉の発達の遅れが見られるのに対して、

アスペルガー症候群にはその点がないことです。

 

そのため、自閉症については幼少期にその異常に周囲も気が付く事が多いわけですが、

アスペルガー症候群については、幼少期での言葉の発達の遅れがないため、

その異常に気が付かないことも多いです。

 

表現を変えると言語障害はありませんから、普通の人達と同じと受け取られるわけです

少々変わった人だなと思われる程度で幼少期⇒学生時代を過ごしてしまうこともあるわけです。

 

しかしその人をよく観察してみると、対人コミュニケーションに難が確実にあるわけで、

例えば、文章によるコミュニケーションであれば、

行間や裏側にある心情等を読み取ることが苦手であったりする。

 

また、対面の会話によるコミュニケーションであれば、声に発してはいないけれども、

その表情からの読み取りが苦手であったりすることが明確にキャッチされていた。

 

しかし学生時代までは対人コミュニケーションに難があることがクローズアップされず、

専門医に診察する必要性も感じずに、すり抜けてしまった。

 

それが学校卒業後に社会人となり、

対人コミュニケーション力が必要とされる環境下に身をおくことで、

その異常さを認識することとなり、

専門医の診察を受けた上で、「あなたは発達障害ですね。」と診断、

大人になってから、自分の障害について気付く

というケースが近年増加していると聴いています。

 

特に大人になってから発達障害であることに気づくケースとしては、

その他に学習障害というものもあります。

全般的には知的発達の遅れはない状態。

しかし例えば会社の会議中にメモをとることが大変苦手である。

そのためメモをとることに全力を傾け過ぎ、

会議内容が全く把握できていないようなイメージです。

 

また注意欠陥多動性障害というものもあります。

例えば忘れ物やミスが大変多く、

何回指導や注意を受けても改善が見られないようなイメージです。

 

上記の場合(広汎性発達障害・学習障害・注意欠陥多動性障害)、

難しいことは大人であるため、企業に所属する社会人になってから診断が出されて、

対応が求められる点です。

私生活上も注意が必要でしょうけれども、

所属先の企業対応はさらに注意が必要となるでしょうね。

 

発達障害者ゆえにコミュニケーション関係に問題があることを認識した上で、

必要があれば、支援や配慮も考えて実施していくことになるでしょう。

 

ただし逆転の発想ですが、コミュニケーション関係以外は健常者と変わらないという認識、

またこだわりが強い性格であるケースが多いため、

自分の得意分野での業務には特段の力を発揮、大きな成果を生む可能性もあることを、

同時に考えていかなくてはと思います。

 

大人の発達障害、労働力不足という別の問題もある中で、

健常者と共存し、力を合わせて、成果を生んでいく社会が

本格的に到来している気がしています。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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