大人の発達障害ではなく、大人になっても発達障害

発達障害は戦うものではなく、うまく付き合っていくものだと思います。

発達障害で代表的に知られているのは自閉症・ADHD・LD・アスペルガー症候群等。

アインシュタインが発達障害だったと言われていることから、

古くから知られているものだと思うのですが、

その障害がいったいどのようなものを指すのかを知らない現実は未だ日本にあると感じています。

 

私の姉はADHDです。

それが分かったののが31歳の夏でした。

それまで長い間本当に長い間、躁鬱病、心身病と精神科で診断され、

何度も検査入院を繰り返してきましたが、発達障害だと解明されることなく、

不登校と休学を繰り返していました。

 

ADHDといっても姉の症状は落ち着きがないという分かりやすいものではなく、

姉はどちらかというと物静かで、自ら発言をするタイプではないため。

診断が難しかったのでないだろうかと今では思っています。

 

「発達障害」と一言でいっても、症状は千差万別で判断が難しいものです。

よく映画で出てくるような症状が出ない人の方が多くいるかもしれません。

一つだけ共通点としてあげられるのは

「一般的」というものを「論理的」にしか理解できないということでしょうか。

 

つまり、衝動的に直面する「一般的出来事」を理解できないためパニックに陥り、

日常生活がとてつもなく疲れるものなのです。

 

姉の不登校は12歳の時に始まりました。

なんども休学と不登校を繰り返していましたが、

はっきり言うと姉は秀才だというしかないと考えております。

 

現在31歳ですが彼女は日本でトップの大学の大学院で研究を続けております。

発達障害と分かってからは投薬を始め、

長い二次障害であった躁鬱病とも付き合えるほどに回復してきたようです。

 

姉は収入と結婚とはなかなか縁がないと嘆いていますが、

それでも長年苦しんできた症状が軽くなったことに喜んでいるようでした。

 

発達障害は少なからず遺伝的なものです。

この記事を書いている私も、実は発達障害者です。

高校の頃に美術に目覚め、東京芸大大学院を卒業後、

会社勤めをしていたのですが人間関係に悩む日々をおくっていました。

そして、ある日突然激しい頭痛と吐き気に襲われ、

起き上がれなくなるという症状に襲われ、一年足らずで退社をすることになりました。

 

原因は自律神経失調症だと言われ、おそらくストレスからくるものだろうと医師に言われました。

ちょうどその頃姉が発達障害と診断されたため、

私も専門医を訪ねてみると発達障害だと診断されたのです。

 

発達障害の投薬は強い副作用との戦いでもあります。

今まで脳内に分泌されていなかった成分が急に入ってきたのだから

仕方がないとは思いますが、その間は仕事をすることはとても難しくなります。

 

また、自分が発達障害だとわかったのちに新たな仕事を探すことはとても困難になってきます。

今まで気づかなかった弱点とどう付き合っていくかということを考えなければならないからです。

 

前にも述べた通り私には「一般的出来事」をうまく対処することができません。

一つの例えとして、私は3人以上が同時に話す場所で

大きなパニックと聞き落としをしてしまうことがあります。

 

私はひどく音に敏感で、多くの人が集まる場所を苦手とします。

会議などではミスをしないようにと必死にメモをとってしまい、何度も何度も確認をする。

周りの人からすると少しうざったい行動なのだと思います。

 

アメリカでは、発達障害だからという理由で会社をクビになる、

または入社できないといったことはないと言います。

それは会社のイメージダウンに繋がり、また裁判を起こされた場合、

会社に勝ち目はないからです。

 

日本では「発達障害」というものに対して少し過敏になりすぎているのではいかと思う時があります。

「障害」であり本人の努力で治るものではないからです。

もちろん本人たちは自分たちと付き合う方法を模索していかなければならないのですが、

日本社会の受け入れのなさに今現在の日本社会が抱える

見えない問題を垣間見ているように感じます。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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