受け皿がないのが現状

私の弟はADHDです。

多動傾向の強いADHDで、小さい頃はよく教室を飛び出して捜索されていました(^-^;

 

掛け算も小5でようやく覚えた位でしたが、

年とともに多動が落ち着いてきてからは勉強もできるようになってきて、

なんとか大学まで進学し、今は成人してブラック企業で働いています。

 

診断されたのは幼稚園の時です。

たまたま障がい児も受け入れている園に通っていたため、

園の方に気づいていただけて、早めにわかることができました。

 

診断が出たとき、母はすごく気が楽になったそうです。

それまでは、多動の弟をなんてしつけのなっていない子だなどと非難されることも多く、

母は自分のせいだとずっと気に病んでいたそうです。

でも障がいなんだと知って、どうりでどれだけ頑張ってもうまくいかないわけだ

と納得できたそうです。

 

でも20年以上前の話ですので、まだ社会的に発達障がいの認知度もかなり低く、

学校の先生でも知らない人がほとんどで、

母は担任や校長が変わるたびに毎回説明に行っていましたが、

理解してもらえないことのほうが多かったみたいです。

 

理解のある担任かどうかで、弟の一年間の様子もずいぶん違いました。

弟が楽しそうに学校に行く一年間は、母も安心なようでした。

父も弟の障がいを理解しようとしない人だったので、

学校も理解してくれないときは母は本当に孤軍奮闘だったと思います。

 

そんな母や弟をみて育ったので、自然と私も障がい児教育の道に進みました。

そこで思ったのは、知的には高い発達障がいのお子さんは、

社会に出てからの受け皿が本当に少ないということです。

 

特別支援学校に通う知的障がいもあわせ持ったお子さんたちは、

施設や作業所という行き場があります。

それでも数は足りていないのが現状ですが…。

 

しかし、知的にはある程度高い発達障がいのお子さん

(普通学級や特別支援学級に通っていたようなお子さん)は、

社会に出てからが大変だと思いました。

 

障がい者枠で就職できるような療育手帳の判定でもない彼らは、

健常者と対等に就職活動をして、健常者と対等に働いていかねばなりません。

しかし、周りとのコミュニケーションが苦手な場合が多かったり、

臨機応変に対応したりするのが苦手な彼らは、

就職までも、就職してからも難しいことが多いのが現状で、離職率も高いです。

 

結果、自分に自信がなくなってひきこもりになったり、

二次障がいとしてうつ病などになったりするパターンが多いのです。

もっと社会に、発達障がいを理解してくれて働きやすい環境の整った職場が増えるといいなと思います。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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