アスペルガー症候群の種類は多いと実感

私が開いている個人塾において、

過去3人の発達障害を持つお子さんをお預かりした経験があるのですが、

そのうちの2人はアスペルガーでした。

 

一人の男児は、幼稚園から、一か所にじっと座っている事が困難で、どこにでも行ってしまうという事で、

卒園式も、親御さんが彼の傍に座り、周りの教諭達数人がその児童を取り囲んで、

どこにも行けないようにしての卒園式を終えたといいます。

 

アスペルガーの中の多動症を患っていたのですが、

親御さんの話によると診断結果は、アスペルガーの中の初期段階多動症という事でしたので、

私と彼の小1からの付き合い方は、彼に座る習慣を付ける手段として、

まず彼の動きを観察する中で、彼の興味のある事柄を見つける事からはじめたのです。

 

そうこうしているうちに彼は、生物図鑑の前ではいつまでも興味深く座る事に気づき、

それからというもの、彼の母と二人三脚状態で、

彼にこの問題を解いたら生物図鑑を見せるという約束で2年間を過ごしました所、

3年目に入った頃から、学習時間を増やす事ができ、

学校の教室にも毎時間座って過ごす事ができるまでに落ち着きだしたのです。

 

私と彼との付き合いは6年生まで続き、

今では完全に普通の中学生として、彼らしく生物クラブに籍を置いて生活しています。

 

又、もう一人のアスペルガー症状のお子さんは家族の中でも、

特に父親が大手企業に勤務していると云う事で、会社の同僚等に知られたくないという気持ちと、

自分の中で我が子のアスペルガーを認めたくないという思いとで、

私が無理にでも親が連れて行ける小学校の間に病院の検査を受けるように薦めたのですが、

聞き入れてもらえず、症状は悪化していったのです。

 

彼の場合は例えば、国語の授業中でも一人で数学の学習をするとか、

音楽の授業に国語の教科書を大声で読み上げる、

女子トイレに平気で入って行って女子生徒が逃げるのを、自分が遊んでもらっているという錯覚に陥る

といった出来事が頻繁に起こりました。

 

やっとその状況に来て、彼の母だけが父親に内緒で嫌がる彼を連れて

病院に行ったのは彼が中学2年生の時期でした。

 

その頃の彼は、一応の中学生という年齢に達していたので、

病院からの薬は、親に飲んだと嘘をついて全てを捨てていたという事も発覚しました。

 

私の見た彼は数学に関しては、驚くほどの才能があって天才肌でしたが、

他の教科には、一切の興味を示さないのですが、

唯一救われたのは、彼の行動に関して他の多くの友人達にいじめを受けていたのにも関わらず、

彼自身は、いじめられている事に気づかなかったという事でした。

 

現在の彼は、彼の親の希望で一応入学した大学も登校せずに休学という形式をとって、

自宅にこもっていたり、気分しだいでは一人でスマホのゲームをしながら道を歩いているようです。

 

私が関わったアスペルガー症候群の子供達二人を振り返って、親の判断の問題は大きいと感じています。

 

アスペルガー等、発達障害の子供を持つ親の悩みは尽きないと思いますが、

少しでもおかしいと感じた時点で、早期に動く決断の重要性を感じて欲しいと思います。

親はいつまでも生きているわけでは無いので、自分達の他人からの視線よりも、

勇気を持っていかにこれから生きていく我が子に親として精一杯の対策をすべきかを

よく考えて欲しいとお願いしたい気持ちでいっぱいです。


アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル




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